- この記事に書いてあること
ライドウリマスター超力兵団奇譚に登場する仲魔たちの話。
こっちは紅蓮属、銀氷属、雷電属、疾風属。
RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚にはたくさんの仲魔がいます。今どきのゲームなので動きを見たり声を聞いたりすることもでき、個性をよりつかみやすくなっています。
今回は前編ということで紅蓮属、銀氷属、雷電属、疾風属のことを書いていきます。
書いていないのは僕が存在を把握していないかうっかりしているかです。
蛮力属、外法属、技芸属は後編で紹介します。
紅蓮属
炎タイプっぽい仲魔たち。
新登場の紅蓮属はこちら。
- アスラおう
- ヴリトラ
- エンク
- オンモラキ
- ヒノカグツチ
- マダ
ウコバク
真・女神転生シリーズでは幻魔だったり堕天使だったり。初めて見たときに「どうして燃えるスプーンを持っているんだろう」と思ったんですが、元ネタが「地獄の釜に油を注ぐ」という存在だからみたいです。
超力兵団では最初のチュートリアル部分で仲魔になります。
オシチ
真・女神転生シリーズでは幽鬼。
炎タイプなのは「火事で家がなくなってお寺に行く」「行った先で恋人ができる」「家が直って離れ離れ」「また火事になったら会えるかも……と放火」「捕まる」という江戸時代の人物がモデルだから。
あの姿なのは「死後、頭が人間&体が鶏の姿で現れた」という話があるから。
オルトロス
真・女神転生シリーズでは犬の魔獣。
伝説では双頭の魔犬。兄弟にケルベロスやヒュドラーやキマイラなどがいます。メガテンでケルベロスと兄弟っぽいのは元ネタに忠実な話というわけです。
FF6をやっているとタコみたいな敵キャラを想像してしまいます。そういやなぜタコに……
ケルベロス
真・女神転生シリーズでは犬の魔獣。
伝説では頭が3つの魔犬ですが、メガテン系では大抵の場合頭1つです。
真メガテン1では主人公の愛犬が悪魔合体でケルベロスになります。序盤ではかなり強かったような。
サティ
真・女神転生シリーズでは女神。
元ネタはシヴァへ失礼なことをした父へ抗議するため焼身自殺した人物……むむ、それで炎タイプにしていいんですかい?
伝説だと彼女はパールヴァティーに生まれ変わります。真メガテン3でパールヴァティに進化するのはそこを元にしているからかと。
ジャックランタン
真・女神転生シリーズでは妖精。もっと前だと外道のこともありました。
アトラスの方々が考えたと思われているかもしれませんが、「ジャック・オー・ランタン」は普通に外国の伝説に登場する存在です。日本で近いのは夜中に出てくる人魂。
どっちにしても僕はコミカルな存在だと思っていました。しかし後にソードワールドというゲームで「ちょっとレベルの高いアンデッド」として現れたので驚かされました。
ソロネ
真・女神転生シリーズでは天使。
どうして車輪にくっついているんだろうと思っていましたが、名前自体に「車輪」という意味が含まれているそうです。
特に活躍してくれたと思っているのは真メガテンV。ハイレベルなわりにワープポイントからちょっと北へ進んだだけのところで群れているので、どんどん仲魔にしてどんどん合体素材になってもらえます。
ドゥン
真・女神転生シリーズでは聖獣や魔獣。もっと前には「ドーン」という名前だったことも。
見た目は炎タイプの虎。伝説ではライオンのこともあるみたいです。
ベリアル
真・女神転生シリーズでは魔王。
真メガテン1だと赤男爵(赤おじさん)としてアリスを保護していました。そのころは赤いドラゴンみたいな姿でしたが、後の作品では赤い竜人っぽい姿です。
ムスッペル
真・女神転生シリーズでは地霊。
地霊にはライドウだと雷電属へ回された仲魔が結構いますが、ムスッペルはこっち。元ネタが炎の国に住んでいる巨人だからだと思います。
銀氷属
氷タイプっぽい仲魔だけじゃなく水タイプっぽい仲魔もいます。
新登場の銀氷属はこちら。
- アリオク
- ガキ
- セイリュウ
- バジリスク
- パピルサグ
- マーメイド
アズミ
真・女神転生シリーズでは妖鬼。
いろいろな作品にあずみという名前の女の子キャラがいそうですが、メガテンでは半魚人っぽい仲魔です。
どこか外国にアズミという半魚人っぽいものの伝説があるんだろうな……と思っていたら、古代の弐本にいたと言われている安曇族(阿曇族)がモデルなんだそうな。
アラハバキ
真・女神転生シリーズでは邪神だったり国津神だったり。今は土偶の姿ですが、ずっと前は武士っぽい姿のこともありました。
どうして土偶が水・氷タイプなんだろうと思ったら、「アラハバキのハバは蛇と関係ある言葉」「じゃあ水神なんじゃない?」と見る向きがあるからみたいです。
オオクニヌシ
真・女神転生シリーズでは国津神。漢字で書くと「大国主」。大抵は普通に男神の姿ですが、首から下が蛇の場合もあります。
水・氷タイプになっているのは元ネタの大国主に水神としての面があるからだと思います。別名のオオナムチも「チ」の部分が蛇関係と考えられるので、水と関連付けやすいです。
オオヤマツミ
真・女神転生シリーズでは国津神。漢字で書くと「大山津見」「大山祇」。
岩の巨人みたいな姿。どう見ても山の神様辺りですが、元ネタの大山祇命は水の神様としての面も持っているんだそうな。
真メガテンVでDLCだったコノハナサクヤの元ネタ木花之佐久夜毘売と大山祇命は親子。
ジャックフロスト
真・女神転生シリーズでは妖精。もっと前は妖魔でした。
ジャックランタンには元ネタがあるけどこっちはアトラスのオリジナルだろ! と思っていたらこっちにもジャック・オー・フロストという元ネタがあるそうです。外国の方々は「ジャック」という名前に思うところでもあるんですか。
今ではアトラスのマスコットキャラでもあり、世界樹の迷宮にはジャックフロストの飾りを付けたキャラがいます。
メガテンを知らない方はプリクラに書かれているジャックフロストを見て「プリクラ君」とか呼んでいたんだそうな。
ジュボッコ
デビルサマナーの姉妹作では妖樹。漢字で書くと「樹木子」。
どうして水・氷タイプなんだろう……草木は水で育つから?
妖怪の木とかいかにも昔話に出てきそう……と思ったら昭和になってから考えられたそうです。
タラスク
真・女神転生シリーズでは邪龍。見た目は頭がライオンで長いしっぽを生やした亀。
ウィキペディアでタラスクのことを調べると、人間を丸飲みにしている絵が出てきます。これは邪龍……
ナーガラジャ
真・女神転生シリーズでは龍王。
ナーガとナーガラジャの両方が同時に登場することがあります。「ラージャ」には王という意味があるので、こっちの方が格上。
ナーガは蛇の胴ではって歩きますが、ナーガラジャは若干浮いているように見えます。
ヤマタノオロチ
真・女神転生シリーズでは龍王。
「蛇」「頭いっぱい」「でかい」「毒タイプ」と共通点があるものにヒュドラーがいます。日本でも外国でも考えることは一緒なのかも。
ドラえもんでのび太が「頭8本ならまたは7つじゃない?」と突っ込みますが、「また」というのは谷部分のことを言っているんじゃないと思います。「三又の鉾」も谷部分が2つで刃が3つです。
つまりのび太が言っているマタは「股」でヤマタノオロチのマタは「又」。
ライホーくん
元はジャックフロスト。
ライドウの真似をしているのなら「ライホウくん」じゃなくていいんだろうか……
ライドウシリーズのマスコットでもあるのか、ライホーくんグッズがいろいろあります。
雷電属
メガテンシリーズで地霊だった仲魔も結構います。
新登場の雷電属はこちら。
- ヴィシュヌ
- キュベレ
- コロポックル
- ナンディ
- ハヤタロウ
- バロン
- マカミ
アガシオン
真・女神転生シリーズでは妖魔。ツボに入っている小悪魔みたいな姿です。
調べていたら「実体があるのはファミリアー(ソードワールドのカラスや猫)」「実体がないのはアガシオン」というのが出てきました。これは小説で作られた設定なのか、伝説や昔話を元にしたものなのか……
オオミツヌ
真・女神転生シリーズでは国津神。地霊だったこともあるようです。
元ネタは国引き神話(国の土地を作った神話)の淤美豆奴神。「国引き」という要素はワンピースのオーズとかポケモンのレジギガスとかいろいろなものに使われています。
それと、見た目がロボットのダイオージャっぽくてすごいかっこよさです。
オボログルマ
元ネタは牛車の妖怪朧車。牛車にでっかい顔がはまっているというすごい姿ですが、ライドウでは自動車の姿で登場します。
僕らゲゲゲの鬼太郎第3期世代にはトラウマ妖怪でもあります。映画ヒロインがはねられるし……
ツチグモ
真・女神転生シリーズではクモの地霊。昔からメガテンにいる常連で、ほどほどの化け物っぽさとほどほどの愛嬌を持っている気がします。目の前に出てきたら死を覚悟しますが。
本作では物語が動き始めてから最初のボスキャラ。1体だけと見せかけて何体も出てきます。
ゲゲゲの鬼太郎や特撮などいろいろな作品に出てくるので、世間一般的に見てもなじみのある妖怪です。
トール
真・女神転生シリーズでは鬼神や魔神。元ネタは北欧神話の雷神。
真メガテン1では序盤のボスキャラ。倒した後でひどい状況になります。
真メガテン3でもボスキャラ。かっこいい武人キャラなので戦いたくないんですが……
ヌエ
真・女神転生シリーズでは妖獣。漢字で書くと「鵺」。この「鵺」という字は妖怪のぬえを示すために作られたんだろうかと思ったら、元は特定の鳥を示す字だったそうです。
猿の頭、虎の四肢、タヌキの胴、しっぽは蛇(頭側)という姿。外国にもキマイラだのグリフォンだの「いろいろな動物のちゃんぽん」みたいなモンスターがいるので、ヌエも「考えることは同じ」という例だと思います。
パールヴァティ
真・女神転生シリーズでは女神や地母神。大抵の場合は回復役をしてくれます。
元ネタのパールヴァティーの分身カーリーも別の仲魔としてよく登場します。あっちはアタッカー。
どうして本作のパールヴァティは雷タイプなんですかね……技芸属に入れられそうな気がします。
僕はこの名前だと3×3EYESのヒロインを思い出します。カーリーもいますし。
ミシャグジさま
真・女神転生シリーズでは邪神。
元ネタに蛇の神様の面があり、メガテンでは「白い蛇そのもの」「白い蛇っぽい人」「白い姿の人」と姿にバリエーションがあります。
ライジュウ
真・女神転生シリーズでは妖獣。黄色くてバチバチしていてどこからどう見ても雷タイプと思える姿です。
何の動物の妖怪かはわりと曖昧。イタチが近いみたいです。
ライジュウを飼っていた人の話があるそうな……
疾風属
天使っぽい天使の仲魔が結構います。
新登場の疾風属はこちら。
- アークエンジェル
- エンジェル
- オファニム
- カマエル
- タアボばあちゃん
- デカラビア
- ドミニオン
このメンツでのタアボばあちゃんの存在感がすごい……
アンズー
真・女神転生シリーズでは凶鳥。青紫色の空飛ぶライオンみたいな姿ですが。
ウィキペディアで調べると、FF4のしょっぱなに出てくるズーの元ネタとこっちのアンズーの元ネタは同じものっぽいです。ライオンと鳥という違いはありますが、青系の色は一致しています。
アンズーと言えば、真メガテンVで空からどんどん突っかかってくることが記憶に残っています。
イチモクレン
見た目は真メガテン1のバックベアードと似た姿。あっちは水木しげるさんが考えた妖怪ですが、こっちは風の神様が元ネタです。漢字で書くと「一目連」。
地獄少女の主人公と一緒にいるイケメン兄ちゃんも一目連という名前。
クラマテング
真・女神転生シリーズでは幻魔。漢字で書くと「鞍馬天狗」。
伝説の鞍馬天狗は大天狗で、牛若丸(メガテン的にはヨシツネ)の師匠とも言われています。
サンダルフォン
真・女神転生シリーズでは大天使。名前がサンダーっぽいので雷タイプかと思いそうですが、こっちのタイプです。綴りを見るとサンダルフォンのサはsaでサンダーのサはthuなので全然違います。
そうかと思うと、真メガテンVでは雷タイプの技を使えたり雷攻撃を無効化できたりしていました。
元ネタで見ると、サンダルフォンとメタトロンは双子の兄弟なんだそうな。あまり似ていない双子なのかも。
パワー
真・女神転生シリーズでは天使。赤い鎧を身に付けた姿のことが多いです。
サンダルフォンがサンダーっぽい名前だから雷攻撃する、というのと同じことなのかパワーはパワータイプで物理攻撃が強いことばかり。
最近はパワーと言うとチェンソーマンのキャラを連想されやすい気がします。
ヒトコトヌシ
真・女神転生シリーズでは鬼神だったり国津神だったり。姿はイノシシっぽいことも草タイプっぽいこともあります。漢字で書くと「一言主」。
元ネタの神様には「一言のお願いなら何でも叶える」と言われているとか。僕はお参りのときに延々とお祈りするのでアウトか……
ホウオウ
真・女神転生シリーズでは霊鳥。漢字で書くと「鳳凰」で、「鳳」がオスで「凰」がメス。
「どうして炎タイプじゃないんだろう」と僕は思ってしまいますが、それはフェニックスや朱雀のこと。鳳凰には炎関係の話なんてないのかもしれません。
「ホウオウ」で検索するとポケモンのホウオウの話がどかどか出てきます。あっちはほのお・ひこうタイプ。
ポルターガイスト
真・女神転生シリーズでは悪霊だったり幽鬼だったり。最近はゆるキャラっぽいですが、元はおどろどろしい姿でした。
メガテンでは仲魔の種族名ですが、元々ポルターガイストは現象の名前。誰も触っていないものが勝手に動いたりすることをポルターガイスト現象といいます。
メガテンのポルターガイストはポルターガイスト現象でいたずらしていそう。
モー・ショボー
真・女神転生シリーズでは凶鳥。見た目はかわいい女の子ですが、昔話では人間の頭蓋骨をくちばしで割って脳みそをちゅーちゅーする魔物です。
名前も「悪しき鳥」という意味だとか。モーが悪でショボーが鳥。

ちゅーちゅーするならくちばしは鶴みたいに細長いのかも。
終わりに
ケルベロス、ジャックランタン、ジャックフロスト辺りは昔からの人気悪魔。
モー・ショボーも人気です。
本作だとお化けを怖がるポルターガイストがかわいい。
他の仲魔たちもそれぞれにファンが付いていると思います。
皆さんも気に入った仲魔を集めてみてください。
ライドウリマスター関連記事
うちのブログで書いたライドウリマスター超力兵団奇譚の攻略関連記事です。
よろしければご覧ください。
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