- 先に結論
「ゲームで遊ぶための鍵(キー)になるカセット(カード)」なので「キーカード」。
サードパーティー(任天堂や任天堂系以外のメーカー)を中心に扱われる。
とうとうNintendoSwitch2が発売されました。ローンチタイトルもです。
普通にブレイブリーデフォルトやストリートファイター6を買って「このキーカードって何?」となった方が出ていそうな気がするので、軽くまとめておきます。
普通のソフトとキーカードの違い
普通のゲームソフトだと、カセット(意外と若い子にも通じるらしい)はこんな感じになっています。

データはカセットの中に入っています。
一方、キーカードはこんな感じになっています。

データはインターネットでダウンロードされ、Switch2本体の内部ストレージ(データ保存部分)や装着したmicroSD Expressカードに入ります。
どうして「キー」で「カード」なのか。
「カード」とは
「ゲームカード」という言葉があります。
これは結構前から使われていました。3DSのころからあったんじゃないでしょうか。
要するに「(3DSやSwitch2の)カセット」のことです。

この名前は世間で知られていなくて、何年か前に有名電気ショップで使ってみたら店員さんが「ゲームにもカードってあるんですか?」と言っていました。
家電のプロでも知らなかったんだから僕たちが知らなくても仕方ないです。多分「カセット」の方が通じます。
「キー」とは
横文字にうとい僕でもこれはわかるぜ……おそらく……「鍵」だな!
上の説明で「キーカードはカセット内にデータがない。Switch2本体やmicroSD Expressカードにデータがある」と書きました。
ダウンロードソフトもデータがSwitch2本体やmicroSD Expressカードに中にあります。そしてカセットなしで起動させて遊ぶことができます。
一方、カードキーのゲームはカードキーを装着しないと起動させることも遊ぶこともできません、
つまり、「キー」は「ゲームで遊ぶための鍵」ということです。
くっつけて「キーカード」!
ここまで読んだらもうわかったと思います。
「ゲームで遊ぶための鍵(キー)になるカセット(カード)」なので「キーカード」です。
上で出したキーカードイメージ画像もこうした方がいいかもしれません。

キーカードキーの話あれこれ

必要なもの
キーカードはデータをダウンロードする必要があります。
そのため、
- インターネットを使える環境
- Switch2やSwitch2に装着したmicroSD Expressカードの空き容量
これらがないといけません。
見分け方は?
パッケージ表側の下の方を見てください。
キーカードなら「キーカードという言葉」「鍵マーク」が書いてあります。
カセットの右上にも鍵マークが付いています。
具体的にどのゲームがキーカード?
Switch2のローンチタイトルをアマゾンで検索し、パッケージの写真に鍵マークが付いているかどうかで分けてみると……
- ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター
- ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション
- 信長の野望・新生 withパワーアップキット Complete Edition
- シャインポスト Be Your アイドル!
- ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド switch2エディション
- ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム switch2エディション
- マリオカート ワールド
- サイバーパンク2077 アルティメットエディション
キーカードなのはサードパーティー(任天堂でも任天堂系でもないメーカー)のゲームばかり。
キーカードじゃないのは任天堂のゲームばかりですが、サードパーティーのゲーム(上の例だとサイバーパンク)もあります。
間違えないか心配なんだけど……
心配なら買うときに店員さんへ「これはキーカード?」と尋ねてみたらどうでしょうか。
店員さんの方も慣れてきてすぐ答えられるようになるはず。
中古なら買うときパッケージの中にあるカセットを見せてもらいます。そのとき右上を確認して鍵マークのあるなしがわかります。
キーカードのメリットは?
- 友達と貸し借りできる。
- 中古に売ることができる。
「ダウンロード版は形として残らないので寂しい」という意見は前から聞いたことがありました。
そう考えるタイプもキーカードならOK。
「キーカードならダウンロード版と違ってお店を通す」「お店の収入=お店自体の存続を守れる」というのもあるかも。僕が子供のころにあったファミコンショップ(ゲーム専門店のこと)、もう全然ないもんな……
「じいちゃんばあちゃんがお孫さんへのプレゼントとして買うときわかりやすい」というのもありそうです。
「大容量のゲームは大容量で高価なカセットが必要」「キーカードなら容量で高くしないで済む」というのもあるでしょうか。
キーカードのデメリットは?
- 遊ぶときにダウンロードしないといけない。
- 遊ぶときにキーカードを装着しないといけない。
メーカーがデータの配信を終えたら遊べなくなる、というのもあると思います。ずーっと先のことかもしれませんが。
上に書いた大容量の話は「ダウンロードの空きを作らないといけない」というデメリットにもつながります。
で、実際どうなの?
僕はあんまり好きじゃないです。カセット=パッケージ版(カセットがないと遊べない)とダウンロード版(ダウンロードしないといけない)の悪いとこ取りになっている気がするからです。
しかし今どきのゲームにはアップデートや追加コンテンツがあって、カセットでも

こんなことになるので、いっそデータの全てをダウンロード(=本体に保存する方)でまとめてしまった方がいいんじゃないかという気もします。
同じソフトで通常カセット版とキーカード版の両方を出すのは……でもそれ絶対に間違える人が出るし……

Switch版とPS版を間違える方だっているだろうし………
終わりに
キーカードは新しいシステムなのかもしれません。
これからどんどん慣れていくのかも……
しかし新しければいいというものでもありません。もっと新しいものにかき消されてしまうこともあります。
カセットテープの次に出たMDとか、今は全然見かけません。
一体どうなるのか、観察しておこうと思います。
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