らんま1/2 町内激闘篇 ~人気漫画・アニメの格闘ゲーム開始~

Ranma-SFC1 1990年代
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    原作ありのゲームとしてしっかり作られている。
    ほどほどの難易度。ただし九能先輩は強い。
機種スーパーファミコン
メーカーメサイヤ
発売日1992年(平成4年)3月27日

漫画やアニメが元のゲームはファミコンではアクションゲームになることが多かったような。スーファミではRPGになることが多かったような。
本作はスーファミソフトですが、格闘ゲームとして登場しました。RPG版が出るのはもう少し後です。
そもそもらんま1/2は原作漫画自体が格闘要素を持っています。格闘ゲームにするのは自然な流れだったのかもしれません。

原作のらんま1/2には「水・お湯をかぶると変身する」という要素があります。しかし本作にその要素はありません。乱馬はそれぞれ別キャラ扱い。良牙やシャンプーは変身前の姿だけ。
変身要素が加わるのもまた後の作品でのことです。

僕にとってはスーファミで最初に買ったゲームです。
ファミコンショップで本体と一緒に買ってきました。

早乙女乱馬・らんま

主人公。水をかぶると女に、お湯をかぶると男になります。
「ぬるま湯だったらどうなるんだろう……」というのはよく言われる疑問。僕は「本人が熱いと感じるか冷たいと感じるか」によるんじゃないかと思っています。

上にも書いたとおり、ゲーム中に変身することはありません。ゲーム開始時にどちらかを選ぶことになります。

原作に登場する火中天津甘栗拳は連打技。飛龍昇天破は上に攻撃する技。猛虎高飛車は次の作品からだったような。

早乙女玄馬

乱馬の父ちゃん。当時の僕は全く考えていませんでしたが、「玄」は「黒」みたいな意味なので「黒い馬」みたいな名前だったのかもしれません。

人間の姿で参戦。勝ったときに少しだけパンダ化します。

響良牙・シャンプー

良牙は乱馬のライバルキャラでシャンプーは横恋慕キャラですが、僕は友達キャラのように思っていました。
2人とも本作の中ではブタや猫になりません。なられても戦いにくくて困りますが。

九能家の人々

お兄ちゃんも妹さんも父ちゃんも登場。優遇されている……?

お兄ちゃんの九能先輩は剣道キャラなのでリーチが長め。投げ技が使えませんが、あまり問題になりません。

ネットで調べると「九能先輩最強!」とよく書いてある……完全に同意。

八宝斎・コロンばあちゃん

両方ともボーナスステージで登場。裏技を使えば自分で操作することも可能。
原作では師匠ポジションなので強いキャラ。ゲーム内でも強い方だったような……単に的が小さいお陰かもしれませんが。

あかね、ムース、右京、パンスト太郎……

原作やアニメでは目立つキャラですが、本作では操作キャラじゃないです。
最初の格闘ゲーム作品だから仕方ないです。

優勝すれば「中国旅行御招待」の大会に乱馬が参加します。どっちにするかは最初に選択。良牙やシャンプーなど他のキャラを選ぶことはできません(裏技を使えば選べたような)。

対戦相手の順番は固定されています。

玄馬→小太刀→九能先輩→校長先生→シャンプー→良牙

小太刀と校長先生の後にボーナスステージがあり、八宝斎とコロンばあちゃんが登場。
1回目は「八宝斎を殴れ!」。すごいタイトルだ……

エンディングは1種類(変化は乱馬がどっちになるかくらい)。裏技でキャラを変えてもエンディングは変わりません。

キャラを最初からいろいろ選べるか、エンディングがそれぞれに付くか……そこも後の作品で変わります。

こっちでは他のキャラも選べます。
八宝斎とコロンばあちゃんは隠しキャラ扱いです。

昔の原作ありゲームには「これ、原作と違いすぎるんじゃない?」なんてのもありました。
本作は元々格闘要素がある漫画なので格闘ゲームは得意分野。原作要素たっぷりのゲームになっています。
乱馬や良牙が使う必殺技は原作どおり。
小太刀は原作の初登場シリーズからしてらんまと勝負するのがメインなので、ゲームキャラとして作りやすかったのでは。
玄馬は原作で「地獄のゆりかご」という技を使うんですが、本作が発売されたときはまだ未登場だったはず。

乱馬たちはアニメと同じ声で技を使ったりします。外見もちゃんと元のとおりだとわかります。その2つがあれば原作ありのゲームとしては十分じゃないでしょうか。
難点はやっぱり一人プレイが乱馬のどちらかしか選べないこと。そこは次の作品から改善されるから勘弁していただいて……

難易度はそれほど高くなかったと思います。格闘ゲームが苦手な僕でもクリアできるくらいだったので。イージーモードにしていたお陰かもしれませんが。

後の作品と比べると、「まだ未完成だったな」という気がしてきます。しかし少なくとも発売当時の僕は初めて買ったスーファミソフトということもあって繰り返し遊んでいました。

本作はらんまの格闘ゲームの基本になった作品だったんじゃないでしょうか。

職場で小中学生とよく会うんですが、らんま1/2とうる星やつらは結構知られています。親御さんが見せているのかもしれません。

そしてアニメ版は30数年たった2024年に再登場。以前と同じ声優さんのキャラも多数います。

前のアニメ版のころは「アニメが原作に追いつく」という現象があり、展開をゆっくりにすることもありました。
そこを考えずに作れるのは気が楽かもしれません。

現在は本作で遊ぶ手段がないんですが、もし「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」みたいな感じで「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン 週刊少年サンデー創刊○○周年バージョン」なんてのが出たら……

しかし選択肢が少ない……GS美神、うしおととら、パトレイバー、YAIBAくらい(らんまだけやけに多い)。サンデーの方々はスーファミにあんまり興味がなかったのかも。

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