- この記事に書いてあること
6年前に登場した「胎動」の世界樹動画について。
胎動。
それは生命の神秘に関する言葉だと思います。
しかし世界樹の迷宮ファンには別の意味を持っていて、会話の中で出すことがあります。6年前からそうです。
今回は世界樹ファンと「胎動」の関係についてまとめます。
始まりは2018年
2018年7月28日、世界樹の迷宮公式の方々がこういう動画を公開しました。
手前に墓標。
奥にたくさんの人影。
鼓動が響き始め、
SQ、胎動。
To the next stage
と、表示されます。
「SQ」というのは世界樹の迷宮のこと。「Sekaiju no meiQ」です。
公開当時の世界樹界隈
2018年7月28日と言うと、3DSソフトの世界樹の迷宮Xが出る直前(こっちは8月2日発売)。
アトラスの方々は世界樹Xで使える職業の紹介動画を出し終えたところ。僕たち世界樹ファンはそれを見て「どういうパーティーにしようか」なんて考えていました。
同時期に「キャラメイクお助け!外見一覧B2ポスター」というものが公開されました(正確には7月10日)。世界樹Xの19職(アナザーカラー含む)、そして過去作の全職業のイラストをまとめて載せたものです。
こういうものが登場したのは、世界樹XがDLCを使えば過去作の全職業の全外見を使える仕様だったからです。
「キャラメイクお助け!全スキル一覧B2ポスター」というものも同時期に公開されました(7月23日)。
これは世界樹Xの19職が使えるスキル・スキルツリーをまとめて載せたものです。
今もダウンロードできるので、興味がある方は上のカッコ内の言葉で検索してみてください。かなり見ごたえがあります。
こんな感じで世界樹ファンが盛り上がっているところに「胎動」の動画が登場したわけです。
公開当時のゲーム界隈
ついでに、ゲーム全体がどういう雰囲気だったのかも見てみます。
Switch発売から1年以上たったところで、ファミ通のサイトによれば2018年7月の売れたゲームはオクトパストラベラー、マリオテニスエース、スプラトゥーン2など。
3DSの新作ソフトはかなり減っていました。ウィキペディアによると、2018年7月発売はキノピオ隊長とイナズマイレブンだけ。アトラスの方々が宣伝を頑張っていたのは3DSの注目度が減りつつあったからかもしれません。
3DS系の生産が終わるのはここから3年くらい後。タイムリミットは近いわけですが、それはそれとして世界樹ファンは世界樹X発売や「胎動」の動画に盛り上がっていました。
Switchが売れるのはいいとして、3DSがなくなると困る部分が世界樹ファンにはありました。「マッピングをどうするのか」ということです。
2023年のHDリマスター
「胎動」の動画から1年2年と過ぎていき、任天堂系のゲームはすっかりSwitch一色になりました。
2017年に制作が発表された真・女神転生5(制作会社が同じ)も2021年11月11日に発売され、次は世界樹の番? しかし動きがない……
そうなると思い出すのは2018年の動画。世界樹ファンは口々に言いました。
「胎動っていうのは何だったんだろう……」
新作の話をするとき、2018年の動画を示す言葉として「胎動」が使われます。
「胎動」は期待や不安などいろいろな気持ちがこもった言葉というわけです。
そうしていると、2023年2月世界樹の迷宮I・II・III HDリマスターの発売が発表されました。
その名のとおり、世界樹1・世界樹2・世界樹3のHDリマスター版です。
この動きを見た世界樹ファンはそれぞれに反応しました。
「胎動はこれのことだった?」
「これとは別の新作があるんじゃない?」
何か月かして実際に発売されてみると、HDリマスター版は遊びやすく作られていました。
マッピングもSwitchを携帯モードにすればできます。ただしSwitchの画面は静電式。3DSの感圧式じゃないので書き心地は違います。静電式タッチペンを買えばかなり近づきますが、それでも「なんか違う……」と思うならオートマッピングで何とか。
2024年現在
この記事のアップロード日は7月28日。「胎動」の動画からちょうど6年です。HDリマスター版が出てから新作発表はされていません。
HDリマスター版も面白かったんですが、それはそれとして新作も欲しい……今年も僕はそう祈っています。
HDリマスター版はゼルダの伝説知恵のかりものの前の夢をみる島と同じで準備運動的なものだった……そういうことになってほしいです。
急いで中途半端なことになるよりはじっくり作っていただいた方がいいんじゃないでしょうか。
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