ポケモンのステータスの話 ~種族値、個体値、努力値って何?~

Pokemon-Status 2020年代
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  • この記事に書いてあること
    ポケモンのステータスの見方。
    種族値、個体値、努力値というもの。

ポケモンは大人にも子供にも大人気のゲーム。職場で小中学生と会うことがあるんですが、ポケモンのことがいい話題になります。ゲーム人口よりアニメ(アニポケ)人口の方が多いですが。

ゲームのポケモンをやっている子だったとしても、「これ、何だと思う?」とポケモンのステータス画面を見せると「何これ?」みたいな反応が返ってきます。「初めて見た」と言われることも。
いろいろ知っている子もいるんですが、それほど多くありません。大半は雰囲気でポケモンをやっています。

今回はポケモンのステータスについて軽くまとめます。こうすることでポケモンによりハマる方が出るかもしれませんし。

ステータスは6つに分かれています。

ステータス記号内容
HPH体力。ゼロになると戦闘不能。
こうげきAぶっ叩いたり咬みついたりするときの攻撃力
ぼうぎょBぶっ叩かれたり咬みつかれたりしたときの防御力
とくこうC火を吐いたりビームを出したりするときの攻撃力。特殊攻撃
とくぼうD火やビームを当てられたときの防御力。特殊防御
すばやさS多ければ多いほど先に動ける。

HとかAとかの記号はメーカーの方々が決めたわけじゃありません。いつのころからかファンの間で使われるようになりました。

攻撃と防御に関係するステータスが二つずつあることに気づいたと思います。
これは、ポケモンの技が「こうげきとぼうぎょのステータスでダメージ計算する技(物理技)」「とくこうととくぼうのステータスでダメージ計算する技(特殊技)」の2つに分かれているからです。

  • こうげき・ぼうぎょの技
    たいあたり、ほのおのパンチ、かみつく、たきのぼり、じゃれつくなど。
  • とくこう・とくぼうの技
    あわ、かえんほうしゃ、あくのはどう、なみのり、ムーンフォースなど。

技の説明を見るとどちらのタイプかわかります。オレンジのギザギザマークが付いていれば物理技水色の丸いマークが付いていれば特殊技です。

大抵のポケモンはこうげきかとくこうのどちらかの方が高くなっています。どちらが高いかで物理技を覚えさせるか特殊技を覚えさせるか決めるといいです。
例えばほとんどのリザードンはこうげきよりとくこうの方が高いので、ほのおのパンチよりかえんほうしゃを覚えさせた方が大ダメージを与えられます。

ステータスはポケモンの種類ごとに違い、個体ごとにも違います。
ピカチュウとリザードンでは違います。
ピカチュウ同士でもサトシのピカチュウとリコロイ編のキャップでは(多分)違います。
同じサトシのピカチュウでも、サトシと修業しながら暮らした場合とだらけながら暮らした場合では違います。
この違いを作るものが「種族値」「個体値」「努力値」です。まとめて「三値」。これもファンが考えた名前です。

ネズミVSカメ

種族というのは種類のこと。
現実の動物で例えると、身軽なネズミは防御が低めで素早さが高め。甲羅がある亀は防御が高めで素早さが低め。

これと同じことがポケモンにも言えます。
ネズミのピカチュウはぼうぎょは低めですばやさが高め。亀のゼニガメはぼうぎょが高めですばやさが低めです。

ステータスピカチュウゼニガメ
HP3544
こうげき5548
ぼうぎょ4065
とくこう5050
とくぼう5064
すばやさ9048
合計320314

種族値は同じポケモンなら同じ。サトシのピカチュウとキャップも同じです。

基本的にはこの合計が高いほど強いポケモンになりやすいです。どんなタイプか、どんな技や特性を持っているか、などの要素によって変化しますが。

この記事のアイキャッチに書いてある「310」「670」も種族値の合計です。進化前のポケモンは低く、伝説のポケモンは高くなっています。

個体というのは個人のようなもの。生まれたときからの個性と言った方がいいでしょうか。

人間の中には「元々力が強い人」「元々走るのが速い人」がいますが、ポケモンにも同じようなことがあります。
つまり、同じピカチュウでも「攻撃力が他のピカチュウより高めのピカチュウ」「すばやさが他のピカチュウより高めのピカチュウ」などがいるわけです。

個体値は6つのステータスそれぞれに決まっています。そのため、「こうげきとすばやさが高めのピカチュウ」「HPとぼうぎょが高めのピカチュウ」といろいろいます。

個体値は32段階あります。1番下の段階の名前は「0」で、順に「1」「2」……と上がって「9」まで来たら次は10じゃなくて「A」。そして「B」「C」……と進んで最後は「V」。
「0」が最も低く、「V」が最も高いことになります。つまりHPが「V」ですばやさが「0」のピカチュウは「同じピカチュウと比べて体力は強いが足は遅い」ということになります。

6V」という言葉を聞いたことがないでしょうか。これは6つのステータス全てが最高段階の「V」になっているということです。
ステータスが6つまでしかないので「V」も6までしかありません。なのに「9V出た」「100V出た」とか言う人がいます。これは冗談で言っているか知ったかぶりをしているかです。

以前だと個体値は変えようがありませんでした。しかし今はきんのおうかんあるいはぎんのおうかんを持ってすごいとっくんをすることで変えられます。
ポケモンSVだと、きんのおうかんは図鑑の報酬でもらったりマリナードタウンの競りで買ったり。ぎんのおうかんはジムバッジをためればデリバードポーチで買えます。
すごいとっくんを受けさせてくれる人はフリッジタウン(ライムとダブルバトルしたところ)のジム裏手にいます。

個体値が生まれつきの数値なのに対し、こっちは生まれた後でどうしてきたかの数値です。

人間でも毎日筋トレしていれば腕力が強くなり、走り込みしていれば足が速くなります。そしてこれもポケモンで同じようなことがあります。

素早いポケモンと戦えばすばやさの努力値が上がり、攻撃力が高いポケモンと戦えばこうげきの努力値が上がる、という感じになっていて上がった分だけ実際のステータスも上がります。
どの努力値(どのステータス)が上がるかはポケモンの種類によって決まっています。

ステータスポケモンの例
HPラッキー ラプラス シャワーズ カビゴン
こうげきニドキング ブースター カイリュー ヘラクロス
ぼうぎょゴローニャ イワーク コータス メタグロス
とくこうリザードン ゲンガー バクフーン ポリゴン2
とくぼうカメックス イーブイ チルタリス ミロカロス
すばやさピカチュウ スターミー サンダース オオタチ

ポケモンによって努力値の上がる量は違います。複数の努力値が上がるポケモンもいます。
どこまでも上がるわけじゃなく、上限が決まっています。
今のところこれだけは公式の名前があって、ゲーム内では基礎ポイントと呼ばれています。

バトル以外でも努力値を稼ぐことができます。ポケモンSVだとアイテムを使うこと。店売りのマックスアップやタウリンなど、あちこちで拾える○○のハネ、DLCで入手できる○○のもちがそれです。

種族値、個体値、努力値を知らなくてもポケモンはできます。
しかしここをこだわったポケモンは強く、インターネット対戦で活躍しやすくなります。

ポケモンのステータスには赤くなっているところ青くなっているところがあります。
これは性格によって高めになったり低めになったりしているという意味です。赤は高めになっているということ、青は低めになっているということ。

「さみしがり」だとこうげきが高めでぼうぎょが低め、「おくびょう」だとこうげきが低めですばやさが高め、という具合。
どれにも色が付いていないなら、変化が起きない性格です。

以前はゲットしたときからずっと同じ性格(同じ性格の影響)でしたが、今は○○ミントなどの名前のアイテムを使えば変えられます。

何度も言いますが、こういったことを知らなくてもポケモンはできます。
ここに書いてあることはやり込み要素のようなもの。普通に遊ぶだけじゃ足りなくなってきたらこだわってみるといいです。

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