- 先に結論
Speed(スピード)の数値が高いキャラから順番に行動する。
魔法や弓のチャージなどにもSpeedと同じものがある。言ってみればケアルはSpeedが高くてメテオは低いようなもの。
FFタクティクス イヴァリースクロニクルズの発売は目前。
この辺りでFFTのバトルシステム「CTB(チャージタイムバトル)」について予習復習しておきます。
急いで行動したい!
FFTのジョブには速いジョブと遅いジョブがあります。
例えば忍者は速く、算術士は遅いです。これは戦闘中の行動順番表(リメイク版では画面の左側に表示)を見るとわかりやすく、算術士はなかなか顔が出てきません。
この順番は、キャラごとに設定されている「Speed(スピード)」の数値で決定されています。
行動順番決定の仕組み
簡単に言うと、「キャラごとにSpeedの数値を合計していく」「100になったキャラから動く」という仕組みになっています。
キャラA Speed8 | キャラB Speed10 | |
1 | 8 | 10 |
2 | 16 | 20 |
3 | 24 | 30 |
4 | 32 | 40 |
5 | 40 | 50 |
6 | 48 | 60 |
7 | 56 | 70 |
8 | 64 | 80 |
9 | 72 | 90 |
10 | 80 | 100 |
この2人だとキャラBの方が先に100たまり、先に動けます。
どれだけたまったかには「CT(チャージタイム)」という名前が付けられていて、キャラにカーソルを合わせると「HP」「MP」の下に表示されています。
なお、CTが100たまって順番が回ってきたときのことには「AT(アクティブターン)」という名前が付けられています。
戦闘中に「AT」と表示されているキャラは「今、順番が回ってきている」という意味です。
行動内容とCT(たまったSpeed)のお釣り
順番が回ってきたキャラができることは大きく分けてこんな感じ。
- 待機(何もしない)
- 行動(魔法やアビリティを使う)
- 移動
- 行動と移動の両方
どれを選んだかによって100たまったCTが減ります。
- 待機(何もしない) 100→40(60減った)
- 行動(魔法やアビリティを使う) 100→20(80減った)
- 移動 100→20(80減った)
- 行動と移動の両方 100→0(100減った)
「待機>行動と移動のどちらか>行動と移動の両方」の順でお釣りが多めになります。
こうなっているので、「あえて何もしない」「どちらかしかしない」とすることで次の順番を早く回ってこさせるテクニックが成立します。
上のキャラBは下1桁が0のままで増えたり減ったりしますが、キャラAは違います。
キャラA Speed8 | |
11 | 88 |
12 | 96 |
13 | 104 |
「4」の部分は切り捨てられたりせず、「行動と移動の両方 100→4」という感じで持ち越されます。
ここまでのことを踏まえ、ゲーム開始直後のガリランド戦を見てみましょう。
僕がこの記事を書きながらPSP版(をVitaでダウンロードしたもの)でやってみると、「ディリータが前進→敵キャラが移動してディリータに攻撃」と展開しました。
「HP」「MP」の下の「CT」を見ると、
- ディリータ
Speed6。
移動だけしたので102まで増えたところから80減って22。 - 移動してディリータに攻撃した人
Speed6。
移動と攻撃の両方をしたので102まで増えたところから100減って2。
となっているのがわかりました。
Speedの上げ方・下げ方
- 上げたい
時魔法(時魔道士)のヘイスト
ガッツ(ラムザ)のエール
ガッツ(ラムザ)のさけぶ(自分のみ)
装備品の追加効果 - 下げたい
時魔法(時魔道士)のスロウ
戦技(ナイト)のスピードブレイク
Speedが高いほど何度も行動できるので、できるだけ高くしたいです。
高いSpeedのデメリット
戦闘中に倒れた場合、カウントが始まります。カウントが終わるとそのキャラはロストしてしまいます。
このカウントもSpeedが高いほど早く進みます。速くて強い忍者は耐久力が低めなので、戦闘不能になったときは急いで起こさないといけません。
魔法やアビリティも同じ
魔法やアビリティ(弓のチャージなど)にもSpeedのようなものがあり、早くたまったものから早く発動します。
- ケアルやファイア Speedが高め
- メテオ Speedが低め
こんな感じの差があるので、詠唱時間が短いとか長いとかの話になります。
メテオや召喚魔法はなかなか発動してくれなくて困る……
最大の問題は、これを短くする手段がアビリティのショートチャージくらいということかもしれません。

リメイク版では調整されるみたいです。
一体どんなふうになるのか……
FFTはCTB(チャージタイムバトル)
FFTの戦闘はこうやってSpeedごとに時間(タイム)をチャージし、たまった人から順番にバトルする仕組み。
そのため、「CTB(チャージタイムバトル)」という名前を付けられています。
PS1版のFFTが新作ソフトだったころはFF4~7辺りがわりと新しい時期でした。
この辺りのFFはバトル形式が「ATB(アクティブタイムバトル)」だったので、似た名前を使うことで親しみやすくしたのかもしれません。
CBTあれこれ
順番表と違う順番で動いたんだけど?
CTのお釣りを残して行動終了した(攻撃と移動のどちらかしかしなかったとか)、ヘイストやエールで加速した、などの方法を使うと割り込むことができます。
左側の順番表って上と下のどっちが先?(リメイク版)
PSP版やスマートフォン版までと違い、下に表示されたキャラが先です。
下へ下へスライドしていき、最後は拡大して行動キャラのアイコンになります。
まとめ
こういう仕組みを知らなくてもFFTはできます。しかし仕組みを知るとそれはそれで面白いかもしれません。新しい戦い方を思いつくかもしれません。
リメイク版では画面左の一覧を見るだけで順番がわかります。しかしときどきはキャラごとのCTも見てみてください。
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