- この記事に書いてあること
アニポケに登場したすごいトレーナーのタクトについて。
タクトがどういうポケモンを持っているか予想。
アニメのポケモンは2023年3月までずっとサトシが主人公でした。
主人公引退までの間に数多くのライバルトレーナーがサトシの前に現れましたが、異色と言えるキャラクターもいました。それがタクト。
今回は恐るべきトレーナーだったタクトについてまとめます。
タクトの活躍
2010年夏……ポケモンDPt(ダイヤモンドパール・プラチナ)やポケモンHGSSに続いてポケモンBWが発売されようとしていたころ、アニポケはシンオウリーグ(シンオウ地方はDPtの舞台)にサトシが参加する話を放送していました。
サトシは勝ち進んで準決勝へ。そこで対戦する相手がタクトでした。
タクトが使うポケモンはダークライ。他のポケモンも持っていてトーナメントは最大6体使えるはずですが、ずっとダークライだけで勝ち進んできました。ジム戦もダークライしか使っていないとか。
伝説のポケモンや幻のポケモンはそれまでのアニポケにも登場していました。しかし幻のポケモンが手持ちになっていることはほとんどありませんでした。
こんなのやばすぎる、ということでサトシも警戒して勝負に挑みますが……
サトシ | タクト | |
ヘラクロス | ×-○ | ダークライ |
コータス | ×-○ | ダークライ |
フカマル | ×-○ | ダークライ |
ジュカイン | ○-× | ダークライ |
ジュカインがやっとダークライを倒してくれたとき、サトシは3体のポケモンを倒されていました。残りは3体。タクトは5体残しています。
タクトが次に出したポケモンは……ラティオス!
ラティアスはモンスターボールから出るなり試合場を超高速で飛び回ります。唖然とするしかないサトシ……そうなっていたのは視聴者も同じのはず。
試合は再開されましたが……
サトシ | タクト | |
ジュカイン | ×-○ | ラティオス |
オオスバメ | ×-○ | ラティオス |
ピカチュウ | △-△ | ラティオス |
ピカチュウとラティオスは相打ち。サトシ側は全滅ですがタクトは4体残っている、ということでタクトの勝利となりました。
サトシはベスト4で終了。その後タクトは決勝戦にダークライ1体で勝って優勝します。
タクトに2体目を出させたのはサトシだけ、ということで「実質的にサトシは準優勝」と考える方もいるそうです。
このバトルはアニポケダイヤモンドパール編の189話(2010年8月26日放送)で見ることができます。
タクトって何者?
制作的な見方
9年後、サトシはアローラ地方のポケモンリーグで優勝。これは地方の人たちばかりが参加する小規模な大会でしたが、もうしばらくしてサトシは世界規模の大会でも優勝。そして主人公を引退します。
「サトシを優勝させると扱いにくくなる」という考えがアニメスタッフの方々の中にあったんじゃないでしょうか。そりゃあ、どうでもいいところで不覚を取ったら「チャンピオンなのに何やってんの」となってしまいますし。
だからサトシを止める役として「どうしようもない壁=最強トレーナータクト」が作られたんじゃないでしょうか。
この試合やタクトのことを好きという方も嫌いと言う方もいるみたいです。
今だったらネットで炎上していたかも……
物語的な見方
ゲームだとポケモンゲットは「HPを減らす」「モンスターボールを投げつける」と機械的にやれば次々できることがほとんど。
一方、アニポケだとポケモンとの交流からゲットする流れが結構あります。もしかすると、タクトにもダークライやラティオスとの物語があるのかもしれません。
- タクト、初めてポケモンをもらえる日に寝坊する。
- 博士「残っておるのはダークライだけじゃよ」
- タクト、ダークライをひもで引っ張って連れていく。
- オニスズメの群れに襲われ、タクトがかばう。オニスズメたちはダークライのダークホールでやられる。
- タクトとダークライの間に友情が芽生える。
どこかで見た感じがするのは気のせいです。
手持ち予想
準決勝は6体のポケモンで参加することになっていました。つまりタクトは少なくともあと4体のポケモンを持っていたはず。
一体何だったんでしょうか……今まで大勢の方が予想しています。僕も同じです。
予想1 無茶苦茶パーティー
第4世代(ポケモンDPt)の幻、第3世代(ポケモンルビサファ)の伝説、と来たら他のメンバーも相当な顔ぶれじゃないでしょうか。例えば第1・第2世代の幻・伝説のポケモンとか。
以前の僕は「第4世代の伝説が多めじゃない?」と予想していました。しかしもっと無茶苦茶度が上のすごいポケモンを持っていたとしたら……
ラティオスがピカチュウに負けた後、タクトが未登場のポケモンを出したら盛り上がったはず。例えば第5世代の幻・伝説とか。
これで5体。最後の1体は最凶にぶっ飛んだポケモンであってほしい……
ダークライとラティオスは映画ポケモンでもあります。他の手持ちも映画関係なのでは?
ということで予想すると……
- ミュウツー(第1世代の伝説)
- ルギア(第2世代の伝説)
- ラティオス(第3世代の伝説)←確定
- ダークライ(第4世代の幻)←確定
- ランドロス(第5世代の伝説)←未登場枠
- アルセウス(第4世代の幻)←最凶枠
ランドロスは霊獣フォルムで。化身フォルムよりタクトの好みのような気がします。メロエッタやケルディオにしなかったのもタクトの好みを考えたから。
予想2 拍子抜けパーティー
タクトはフカマルのりゅうせいぐんを見て「ダークライじゃなかったらやられていた」とか言っています。「ラティオスを出していたら弱点を突かれていた」という意味かもしれませんが、「やられそう」というのが他の4体も含んでのことだったら……
「最後の試合で伝説・幻を出し、楽にクリアする」というのは慣れたプレイヤーがときどきやることです。タクトもそういうプレイヤーを反映させていたとしたら……
- ダークライ(第4世代の幻)←確定
- ラティオス(第3世代の伝説)←確定
- ビーダル(秘伝要員)
- トロピウス(秘伝要員)
- 数合わせ(そこらへんで捕まえた)
- 数合わせ(そこらへんで捕まえた)
ダークライとラティオス以外のレベルが上がっていなければ、何タイプでもフカマルのりゅうせいぐんでやられます。
終わりに 再登場・再戦は?
サトシが世界規模の大会に参加したとき、タクトは現れませんでした。再登場してサトシが再戦&勝利! なんて展開があってもよかったと思うんですが。
伝説・幻はアニポケだとなかなか出てきません。タクトのような形で登場するのもたまにはいいのかもしれません。
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