- 先に結論
最初はみんな初心者。知らないのが当然なので、突っ込まずに優しく教えるべき。
僕は子供のころからゲーム好き。この記事を読んでいる方の大半も何らかのゲームが好きだと思います。
いつもゲームに触れていると「ゲームのことはあれもこれも常識」という感覚になってきますが、世間の全てが同じじゃありません。
僕が子供だったころに比べればゲームは世間にかなり受け入れられました。それでもみんながみんなゲームにしょっちゅう注目しているわけじゃないです。
今回はそれほどゲームに興味を持っていないタイプから見たギャップについてまとめます。
ルールなど
- ゲームにそれほど興味がないタイプから言われて僕たちが驚くことを挙げる。
- 下に進むほど衝撃度アップ。
- 僕の感覚で決める。
- しかし世間の空気もいくらか読む。
ああだこうだ挙げていきますが仕方ないことだと思います。何が常識かは人によって違います。僕だって釣り餌の付け方や野球のルールとか知りません。
衝撃度・極小
ゲームについて知っている僕たちでも間違えそうなこと。
「Switchはどっちが上でどっちが下?」
Switch1もSwitch2も左上と右下にスティック。くるっと回しても左上と右下にスティック。
正しい向きでも逆向きでも同じなので、うっかりして逆向きに構えてしまった……Switchで遊んでいる人は1回くらいやっているんじゃないでしょうか。
Switch1ならコードの差込口が下だけでした。Switch2は上にも下にも差込口があるので余計に間違えやすくなりました。
「Aボタンってどれ?」
ボタン自体にAとかBとか書いていますが、かすれていたら……?
そもそもゲーム画面を見ながらボタンの文字を見て確認するのは難しいです。Aボタンなら手元に視線を落とすだけでいいですが、コントローラーの上や裏側のボタンだったら……
ファミコン、スーファミ……と続けていれば、見なくてもどれがAボタンかわかります。しかし4つもボタンが並んでいたらどれがどれかわからなくなるのも仕方ないです。他にもLだのZLだの+だのいっぱいありますし……
僕もあまり人のことを言えません。YボタンとXボタンのどっちが左でどっちが上かはっきり覚えたのはわりと最近だからです。

任天堂機とPSで×字のボタンが別のところだから余計に覚えにくいのかも。
衝撃度・小
疑問に思っても仕方ないかなと感じること。
「ポケモンって任天堂のゲーム?」
どこからどこまでが「任天堂」なのかにもよると思います。
試しに「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」をウィキペディアで調べてみると、
- 開発元 ゲームフリーク
- 発売元 株式会社ポケモン
- 販売元 任天堂
3つも並んでいます。これはどういうことなのか……
- 「開発元」はゲームを作る役。
- 「発売元」は作ったゲームを問屋に送り出す役。
- 「販売元」はお店(ゲオとかイオンとか)にゲームを行き渡らせる役。
「株式会社ポケモン」はポケモンの版権やグッズ販売などを行う会社。ポケモンSVやポケモン剣盾は厳密に言うとこの会社のゲームです。
しかし株式会社ポケモンの設立には任天堂が関わっています。だから広い意味ではポケモンも任天堂のゲームと言えるのかも……このブログでは「任天堂系」という言葉をよく使っています。
「ポケモンって子供向けじゃないの?」
ポケモンは小さい子でも触れやすいもの。そのせいか、ポケモンのゲームも子供向けと思われがちです。
以前に他の記事でも書きましたが、僕はこのことを聞かれると将棋やディズニーを例として使います。
将棋は駒の進め方だけ知っている小さい子が適当に遊ぶこともできます。しかし子供向けということにはならず、大人の将棋名人が相手の考えを読みながら対局するのも普通のこと。
ディズニーも子供のうちから触れられますが、大人になってもディズニー好きのままの人はよくいます。
大人になってもポケモンが好きな人はこれと同じようなもの。将棋のように相手の動きを読みながら対戦することもできるし、ディズニーのようにずっとポケモン好きでいるのも普通のことです。
「ニンテンドーダイレクトって何?」
ニンテンドーダイレクトはゲーム情報を教えてくれる動画で、YouTubeだと同時接続数が200万人とか300万人とか行くこともあります。
僕たちゲーム好きにはお祭りみたいなところもあり、TwitterことXでは「あの発表があるかもしれない」と予想したりして盛り上がります。
しかしインターネットは情報を取捨選択できるもの。「自分には関係ない」と判断された動画はおすすめに出てくることすらありません。
これも仕方ないんじゃないですかね……僕だって「すごくはやっていた動画を後になってから知る」ということがよくあります。
「eスポーツって何?」
この記事を考えているとき、ゲームをほとんどやったことのない人がちょうど職場に来ました。せっかくなので「eスポーツって知っている?」と尋ねたら、「名前は知っている」と返ってきました。
要するにゲームで対決する大会。今どきはプロゲーマーもいます。僕が子供のころは「ゲームで対決!」なんて漫画の中だけのことでした。
結構知られてきたかなと思いましたが、まだまだなんでしょうか。これからまだ伸びる余地があるということで……
衝撃度・中
「ちょっと待ってよ……」と突っ込みたいのを我慢できること。
「○○ってまだ続いているの?」
「○○」の中身はドラクエでもFFでも何でもいいです。
僕は小学生のころから今に至るまでドラクエに触れてきました。しかし「小学生のころドラクエで遊んでいたけど、中学生以降は全然興味を持っていなかった」という方も普通にいます。
そういう方が「ドラクエ11発売!」「ドラクエ12制作決定!」と聞けば、「ドラクエなんて懐かしい。まだ続いていたんだ……」という感想になります。
これはキン肉マンで何度も見た場面。「キン肉マンって俺たちが小さいころにやっていたもののはず」「どうしてその新作がアニメに?(←漫画の連載が再開していたと知らなかった)」という感じです。
「ストリートファイターの2以外ってあるの?」
「まだ続いてるの?」の上位版。
「2」があるんだから「1」もあるんじゃないのかと返したくなります。しかしキングコング2には前作なんかないし……
ストリートファイターはスト2で人気が出て、進化版がいくつも出ました。
- ストリートファイターII
- ストリートファイターII´(ツーダッシュ)
- ストリートファイターII´TURBO(ツーダッシュターボ)
- スーパーストリートファイターII
- スーパーストリートファイターII X(ツーエックス)
- ハイパーストリートファイターII
※総集編的な作品 - ウルトラストリートファイターII
これだけあると「もしかして2しかないんじゃ……」という気がしてくるのかもしれません。
なお、この記事を書いている時点だとストリートファイターシリーズの最新作はストリートファイター6です。
衝撃度・大
そろそろ突っ込みを我慢できないかも……
「ダウンロードソフトって何?」
ゲームのカセットはイオンとかで買うもの、という感覚だとこういう疑問が生まれるようです。
僕が子供のころ、ゲームはカセットに入っているものでした。「データだけ買う」というのは新しく生まれた形式です。
「コンビニでダウンロード購入用のカードを見たことない?」と返したくなるかもしれません。しかし興味を持っていなければ結構見えないものです。
「ポケモンのゲームなんてあるの?」
ポケモンはゲームが原作です。
しかしゲーム機を手に取らずTVでアニポケを見ているだけだとこういう感覚になるみたいです。
アニメとゲームでは同じところと違うところがあるので、比べてみると面白いです。
ポケモンがゲームだと知らない方からすると、あちこちにあるポケモンセンターはディズニー専門店やサンリオ専門店みたいなものなのかも……
「ゲームって全部任天堂が作っていたんじゃないの?」
かつて「ファミコン」はゲームの代名詞でした。PCエンジンもメガドライブもゲームを知らないタイプからすればファミコン。
これはファミコンが最もはやったゲーム機だったから。ステープラーをホッチキスと呼ぶようなものです。
そしてファミコンは任天堂が作ったおもちゃ。ということは、ゲームソフトも全て任天堂が作っているのでは……
もちろん違います。
マリオやゼルダは任天堂ですが、ドラクエはエニックス(今はスクエニ)。ファミスタはナムコ(今はバンナム)でスターソルジャーやボンバーマンはハドソンで(以下略)
これも仕方ないところがあるんでしょうか。
僕は「ジョジョのゲーム」と聞いたら「こっちはコブラチームが作った。こっちはカプコンが作った」と見分けていきます。しかし普通は気にしないのかもしれません。重要なのはゲーム自体の面白さ。
衝撃度・極大
これは突っ込まざるを得ない?
「任天堂って何?」
見出しには任天堂と書いておきましたが、ソニーでもマイクロソフトでもいいです。
「ファミコンというゲーム機がはやっています!」「PS2はゲーム機だけじゃなくDVDプレイヤーとしても使えます!」という感じでどれだけ盛り上がっていても、興味がなければどうでもいいことです。そして作った会社に対しても無関心ということに……
全ての項目で言えることですが、「関心がないから知らない」というのは仕方ないです。僕だって化粧品のメーカーでどこが強いかとか全然知りません。メーカーの名前をいくつか知っている程度です。
ゲームメーカーの方々もそこをわかっているんじゃないでしょうか。だからニンテンドーダイレクトをやったりPVを流したりして興味を持たれやすいようにしているんだと思います。
まとめ 突っ込み禁止!
ここに書いたことは全て僕が職場で聞かれたことのある質問です。これが最も驚かれることかも。
どうして知らないんだと思うかもしれませんが、どんなことでもみんな最初は初心者です。知識がないのは当たり前のこと。
マウントを取ったりせず、相手が知らないことを優しく教えてあげればいいです。そうすればより仲よくなるきっかけができます。あっちがこっちに追いついてきて、先々ではもっと話がはずむかもしれません。
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